たんぽぽ法律事務所

蒲公英 DANDELION 1990年7月2日設立

〒164-0011 東京都中野区中央3-39-1 たんぽぽ館1F
最寄り駅 地下鉄丸の内線「新中野」駅

お気軽にお問合せください

受付時間:10:00 ~ 18:00
定休日:土日祝祭日 夏季休業 年末年始休業

03-5342-4001
03-5342-4002

8月10日、

臓器提供の意思を書面に残さなかった脳死患者の臓器移植が、

その家族の承諾により実施された。

昨年2009年7月成立した改正移植法の施行から3週間あまり、

改正移植法に則った初めての臓器移植である。

臓器移植後進国日本における貴重な第一歩である。

今回の脳死患者は、20代の男性で、

交通事故によって脳死状態になった方とのことである。

本人の意思確認事実として伝えられていることは、

家族で臓器移植関連のテレビ番組を見ていた際に口にした

臓器移植の意思表示であったとのことである。

あまりに早すぎるその死の前で家族の悲しみは、

いかばかりのものであったことだろう。

家族の決意を支えたものは、生前の本人の意思であり、

そして、本人だけでなくその家族の方々の、

「死」を他者の「生」につなげたいとの思いであり、

決断と勇気であろう。

 

患者の

心臓は大阪へ、

両肺は岡山へ、

肝臓は東京へ、

腎臓と脾臓は群馬と愛知へ、

生命と健康が危機にさらされている患者のもとへ運ばれた。

ついえてしまったかけがえのない命のバトンが、

10代から60代の男女5名もの患者の命と健康に渡された。

臓器移植を進める原動力は、

個体の死を超えた人類愛とも言うべきものなのではなかろうか?

 

 

関連エッセイ「命のリレー〜たんぽぽニュース第29号(2009年8月1日)」

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
03-5342-4001

受付時間:10:00 ~ 18:00
定休日:土日祝祭日 夏季休業 年末年始休業

医療過誤事件、成年後見・財産管理などの高齢者問題、離婚・離縁などの夫婦(内縁)・親子の問題、DV、セクハラ、ストーカー、遺言書・遺産分割・遺留分減殺請求などの相続問題、借地借家、不動産問題、マンション管理、建築紛争、交通事故、借金問題(任意整理・自己破産・個人再生)、先物取引・証券取引被害などの消費者問題、刑事事件、犯罪被害者支援、労働事件、行政訴訟、会社関係、ホームロイヤー、顧問・・・専門家にご相談下さい。道が開かれます。