たんぽぽ法律事務所

蒲公英 DANDELION 1990年7月2日設立

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「人生に影響を与えた本を一冊あげよ」と言われれば、

迷うことなく、この本をあげたい

『ある弁護士の生涯』岩波新書)。

およそ法律とは縁のない大阪の外国語大学に在籍しながら、

自分の進路に混沌とした思いを抱き

毎日ぼんやり過ごしていた時期、

ふと、大学生協で手にしたこの本を、その夜読み通した。

弁護士になろう−明け方決意した

適齢期を前にした娘のこの突然の方向転換に

最も反対すると思われた母の答は、一言『頑張りなさい』。

外国語大学を中退し、

全財産3万円のみ手にして(今思うと全く無謀であったが)上京した。

アルバイトで学費・生活費を稼ぎながら、

大学再入学、司法試験受験・合格までは結構長い道のりだった。

決意の朝から10数年、『ある弁護士』布施辰治に再会した。

郷里石巻に、布施辰治顕彰碑が建立されたのである。

顕彰碑に刻まれたその人の肖像と言葉は、自分に、

様々の弁護士業務に追われる日々の中で

埋もれてしまいがちな原点を思い起こさせた。

トルストイの人道主義を終生の哲学として、

明治・大正・昭和とその生涯を、民衆の人権擁護の為に捧げ、

治安維持法下の時代、

弁護士資格一時剥奪、

二度の治安維持法違反で投獄されながら、

大審院(当時の裁判所)をして

『多年人道的戦士トシテ弱者ノ為ニ奮闘シタ』と讚えさせ、

戦後も、不治の病に倒れるまで、

三鷹・松川・吹田事件等の弁護活動に専心した

まさに不出世の戦闘的人道主義者の言葉

『生くべくんば民衆とともに 死すべくんば民衆とともに』は、

今その顕彰碑に刻まれ、

そして、後世の者の心にも刻まれていくことだろう。

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