どうして、具体的方策もなく
30兆円もの公的資金の投入など決めるのか?
受け皿銀行?
一体、何を受けて、どうするというのか。
「不良債権」の基準などあってなきがごとしではないか。
バブルを作り出し、杜撰な融資合戦を繰り広げて肥え太っていながら、
バブル崩壊のしわ寄せは、全て国民にだ。
日本のバブルが崩壊するやいなや、
今度は、アジアに出稼ぎに繰り出し、バブルを作り出し、
そして今やアジアのバブルも崩壊した。
そのつけも含めて30兆円の大盤振る舞いなのである。
どうして、年金等の資金を、市場原理で動くべき株に投入するのだ。
まぎれもない政府ぐるみの粉飾決算ではないか。
大蔵省の・金融機関の・大企業の「自己責任」はどこに行った。
消費税で日々の生活を圧迫され、
リストラで将来の展望を失い、
住宅ロ−ンで破綻し、
年金条件切り下げで老後におびえ、
国民は、血を流し、泣きっぱなしだ。
新宿駅には、ス−ツ姿のホ−ムレスが歩いている。
この30兆円は、手を変え品を変えて、
国民の血と涙の最後の一滴までも絞り取る。
株買支えに投入された年金等の資金は、
年金条件の改悪等で、国民の老後に更に襲いかかる。
こつこつ貯めてきた預貯金、預金保険もあてにはできないのである。