毎朝、9か月の長女と2歳2か月の長男を、
自転車で区立保育園に送り届けるのが楽しい。
母親の産休明けから集団生活になじんでいるわが子たちは、
保育園での仲間や先生たちとの生活を十分に楽しんで、
スクスクと成長している。
長男は、送り届けて引き上げる父親を無視して、
興味のあるおもちゃや本や先生のところに駆けつけ、
その日の最初の「関心」をちゃんと確保しているし、
ついこの間までは、引き上げる父親に合図のできなかった長女も、
上手なバイバイで、父を見送ってくれるようになった。
日々の送迎や運動会、父母懇談会などの諸行事を通じて、
厳しい労働条件の中で、子供たちの健やかな成長を願う
保母さんたちの献身的で愛情あふれる保育ぶりに接し、
良い保育園に恵まれたことに感謝感謝...。
乳児保育、延長保育、病気の時の対処等、
矛盾しがちな父母の仕事と保母さんたちの労働条件の問題も、
父母と保母の対立としてとらえるのではなく、
行政への共通の要求として解決することが図られなくてはなるまい。
いたいけなわが子につき、
父母がともに職業をもち社会的な活動をしながら子育てすることを、
社会が誇りをもって支える条件整備が何よりも望まれる。
子育てをしてみて初めて、保育行政に真剣に目を向けるようになった父親として、
国の責任を明確化した保育行政の前進を望むや切である。