区立小学校2年の長男のクラスは40人である。
1年生のときは、21人と20人の2クラスあったが、
1人の児童の転校で、
「40人学級」という法定の学級編成基準により、
40人の1クラスに統合された結果だ。
前年度の少人数学級での授業に比べ、
2倍に激増したクラス編成では、
物理的に先生の目と手の行き届かないところが出るのも当然で、
学習面でも、精神面の落ち着きの点でも学級崩壊など悪影響がでないかと心配になる。
3月になって、
事態を知った父母の有志で陳情署名を集め、区議会に陳情し、
改善を求めた。
既に3回の陳情審査が、区議会文教委員会で行われ、
傍聴もしたが、 法定基準の壁は厚く、
抜本的改善には、
「30人学級」等への法律改正が不可欠と教育委員会の腰は重い。
当面、区の独自の予算措置と工夫で、
1クラスの児童数が約2倍に激増するなど
環境が激変した低学年のクラス(特に基礎学力をつける段階)に、
補助教員や指導助手を早急に配置することを求めているが、
これも区の財政危機・財源なしの壁が厚い。
党派・会派を問わず、我々の陳情に、各議員から、
何か工夫の余地はないのかと理事者を追及するも、
結論には至らず、継続審査の扱いが続いている。