10数年前、ワープロが流入した時、今より若かった私は、難なくその流れに乗れた。
ワープロソフトの方は難なくクリアしたが、
特にインターネット・メールの壁の前では、
長いこと呻吟した。
立派なデスクトップ型パソコン一式を買いそろえたのである。
仕事疲れをおして、夜の初心者教室に二度も通ったのである。
「猿にもわかるパソコン入門」などという指南書も読んだのである。
先達者達から話しも聞いたのである。
猿以下ではないか。
若い世代、こともあろうに小学生すら、あれほど簡単に操れるというのに。
こんなことがあって良いのだろうか!?
モタモタしている間に、仕事上も、
電子メールを使った書面のやり取りが出てきた。
高まる焦り。
技術・知識の問題ではなく、きっと「感性」が邪魔をしているに違いない。
相性が悪いのだ、こいつとは。
もう離婚しかない、いや結婚もしていなかったから、婚約破棄か
・・・ぶつぶつ言いながら、契約して2年間一度も利用しなかったニフティを解約した。
依頼者が私の目前で、薄く小さなパソコンからコードも繋がずに、
大量の資料を我が事務局にポーンと送って見せたのである。
何と、簡単、便利!目からうろこである。
使いたい、使える、使おう!。ダッシュして、「壁」を乗り越えた。
ついでに一気にパソコンを駆使して、
仕上がりは、いかがでしょうか?
もっとも、私はかけ声をかけただけで、実働部隊は我が事務局ですが。