戦争は「自衛」のころもをまとって〜(2022年8月15日)元倉
いや、かつて日本が世界を驚愕させた光景と重ならないか?
1931年日本は満州事変で中国への侵略を開始した。
1941年日本はアメリカの真珠湾を突然攻撃した。
同日日本は東南アジアに侵略を開始した。
世界からすれば、当時の日本の侵略は今日のロシアをはるかに凌駕していた。

NHKスペシャル 新・ドキュメント太平洋戦争 22.8/14より
しかし、日本国内では「隣国」から「攻撃」されたときが声高に議論された。
自国をロシアではなくウクライナに重ねた。
核共有論、防衛費国内総生産(GDP)比2%以上への増額・・・。

「国民を戦争に参加させるのはつねに簡単なことだ。
とても単純だ。
国民には攻撃されつつあるといい、
平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、
国を危険にさらしていると主張する以外には何もする必要がない。
この方法はどんな国でも有効だ」
ヒトラーの後継者とされたヘルマン・ゲーリングの言葉である。

こころに刻みたい
戦争は「自衛」のころもをまとって登場するのだ。