たんぽぽ法律事務所

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戦争法案を廃案へ〜(2015年8月15日)弓仲

戦争法案を廃案へ! 

8・30国会10万人大行動

     誘い合って国会議事堂包囲に行こう!

1 「だれの子どもも ころさせない」

−「安保関連法案に反対するママの会」の一致点。

この会の発足は、

一人の若いママのインターネット発信がきっかけ。

7月26日には、渋谷でママさんたち約2000人が集合。

「戦争立法ぜったい反対」

「ママは戦争しないと決めた パパも戦争しないと決めた」

街頭宣伝とデモ行進。

 

今や、「ママの会」が30都道府県以上に広がる。


 

2 私たちは、自由と民主主義に基づく政治 立憲主義を尊重する政治 

 

……対話と協調に基づく平和的な外交・安全保障政策 を求めます。

学生らで作り、自分の言葉で訴える「自由と民主主義のための学生緊急行動」

(SEALDS)のメッセージである。


「戦争法案いますぐ廃案! …必ず廃案!」「アベ政権はいますぐ退陣!」

等のコールは、ラップ調のリズムが響き今風…。

最初は、70年安保世代の私には違和感があったが、

慣れてくるとこれはこれで心地よい。

 

「憲法壊すな!」「ノーパサラン! 奴らを通すな!」「強行採決絶対反対!」「解釈改憲絶対反対!」「アベシンゾウから憲法守れ! …子供を守れ! …未来を守れ!」「戦争したがる総理はいらない!」「何か自民党、感じ悪いよね!」「何かアベさん、感じ悪いよね!」「国民なめんな! 憲法守れ!」「民主主義って何だ?」「民主主義はこれだ!」

 
コールの合間に、学生たちのスピーチが入る。

憲法9条のもとで、

戦争で人を殺しもせず、殺されもせずにきた

戦後70年の日本の歴史に思いを致し、

「俺たちのこの怒りと悲しみをなめんじゃないぞ!

歴史の主体は国家ではない、俺たちひとりひとりなんだ!」

などと自らの思いを語る学生の訴えは新鮮に響く。

毎週金曜日の夜を中心に、繰り広げてきた

学生らの「戦争法案に反対する国会前抗議行動」は、

回を追う毎に大きくなり、全国に広がっている。 

  「『戦争する国』へすすむ安全保障関連法案に反対します。」

「私たちは、かつて日本が行った侵略戦争に、多くの学徒を戦地へ送ったという、大学の戦争協力の痛恨の歴史を担っています。その歴史への深い反省から、……再び戦争の惨禍を到来させないようにしてきました。二度と再び、若者を戦地に送り、殺し殺される状況にさらすことを認めることはできません。」

この「安全保障関連法案に反対する学者の会」のアピール

3 (様々な分野の学者・研究者61名の呼びかけ人による)は、

8月11日午前9時現在、

13,154人の学者・研究者の賛同が寄せられ、

市民の賛同者も28,120人の多数に及んでいる。

「学者の会」は、毎週金曜日の学生たち「SEALDS」による「国会前抗議行動」に

学者を送り連帯のスピーチを続けている。

「学者の会」と「SEALDS」の学生らは、市民とともに、7月31日、

「安全保障関連法案に反対する学生と学者の共同行動」を催し、

夕方の4000人余の集会を含め、

国会請願デモ、夜の国会前抗議行動等で総計約2万5000人が参加した。

集会は、学生と学者らのスピーチ「安倍政権がつくる社会で今後の人生を生きて行きたくない。」(学生) 「シールズのみなさんの活動は法案に反対する国民を勇気づけた。10万、20万の声で国会を包囲し、廃案にしよう」(学者)等々で大いに盛り上がった。

 また、音楽家の坂本隆一さんのメッセージが寄せられた。

「この法案はクーデタに近いが、……若い世代の人達が政治や憲法を身近に考え、自分の意見を述べ行動に移している。私にとって唯一の希望だ。」と。  

 

4 高校生も、戦争法案の廃案を求める行動に立ち上がった。

先月結成された「T−ns Sowl」(ティーンズ・ソウル)が主催。

ツィッターやフェイスブックなどを通じて呼びかけ、参加者を募り、

8月2日に東京・渋谷でデモをした。

高校生主催だが、小さい子から高校生、大人まで

全世代の5000名が集まりデモ行進。

「憲法まもれ!」「集団的自衛権はいらない!」「勝手に決めるな!」「とりま(とりあえず、まあ)廃案!」「裸の王様誰だ! アベだ!」「アベ、まじいらない!」等々、制服姿の高校生たちがラップ調のリズムでコール。

デモ初参加者も多いようだ。

しかし、参加者のスピーチは、新鮮で説得力十分。

「(安保法案は)『俺、未成年だけど、お酒飲みたいから法律変えるわ』っていうのと同じくらい、意味わからんこと言ってる」「今、与党が安保法案を決定しようとしているプロセスは立憲主義を踏みにじるもの。こんなやり方を許したら、時の政権が都合の良い解釈でやりたい放題にできてしまう。」「自分たちに十分関係ある法案に、高校生は黙ってなきゃいけないんですか? 『そんなの、大人に勝手に決められてたまるか!』って思う。」 

 

5 戦争法案反対の声は、先の坂本氏の外にも著名人にも多い。

京都で病気療養中の瀬戸内寂聴さん(93歳)、命を懸けて国会前に駆けつけた。

「戦争の真っ只中に青春を過ごしました。…前の戦争がいかに酷くて大変かということを身に染みて!……戦争にいい戦争っていうのは絶対ありません。戦争はすべて人殺しです。殺さなければ殺されます。こんなことは人間の一番悪いことです。……しかし、最近の日本の情勢をみると、なんだか怖い戦争にどんどん近づいている…。」と。


小説家の高橋源一郎さん、テレビのニュース番組で語る。

「憲法解釈の変更によって成立させようというところが問題。…今やっているのは誰かが勝手に『憲法を今日からこう解釈します』、ここは安倍さんの国ではないんだよね。僕らの国なんだよ。」と。    

長崎で被爆した歌手で俳優の美輪明宏さんも同じく語る。

「リーダーが責任とって、安倍さんはじめ皆さん、それを支持した選挙民の方も、まず、戦争が始まったら、機雷除去から何から、皆さん行ってください。」「『憲法』はどうでもいい!」と自分の妄執だけにとらわれて、……おべっか使って付いていって『さようでございます。きめましょう。』と。国民の命を守り、ひとりも死なないように、けがや病気をしないように、ちゃんと生きるように守るのが政治でしょ。逆なんですもの。」と。


 6 映画関係者で作る「映画人 9条の会」は、6月22日、

「アピール/私たち映画人は『戦争法案』に反対します。」を発表した。

「平和憲法を破壊する戦争法案を強行するなどは、愚行の極みであり、狂気の沙汰です。戦争法案が強行されて『戦争する国』が作られれば、当然のように基本的人権や言論表現・報道の自由が規制されます。私たちが愛する映画も大きく規制されるでしょう。私たち映画人は、……大きな怒りをもって反対の声を上げるものです。」と。

このアピールは、

映画監督の高畑勲さん、降旗康男さん、大林宣彦さん、山田洋次さんら10名の映画人が呼び掛け、8月13日現在、俳優の大竹しのぶさん、野際陽子さん、倍賞千惠子さん、吉永小百合さん、渡辺えりさん、映画監督の井筒和幸さん、周防正行さん、山本晋也さん、石子 順さん(映画評論家)、小山内美江子さん(脚本家)、野上照代さん(元黒沢組スタッフ)ら

合計718名余の映画人・映画愛好家の賛同が寄せられている。

 

7 様々な世代、様々な分野で、立憲主義に反し、憲法違反の戦争法案反対が、

全国に燎原の火の如く広がる。

衆議院での強行採決により、「60日ルールで法案成立へ」と法案成立が決まったように

NHKなどの一部マスコミは報じる。

しかし、法案には予算や条約とは違い、『自然成立』はない。

政府・与党が戦争法案を成立させるには、

参議院での更なる強行採決か、衆議院で強行再議決するしかない。

マスコミ各社の世論調査によれば、

第2次安倍内閣発足以来初めて支持率・不支持率が大逆転し、内閣支持率が激減した。


ごまかしと傲慢に充ち満ちて姑息な戦後70年安倍談話は、

「侵略」、「植民地支配」の主体をぼかし、

「反省」と「お詫び」は人の借りもの。

自分の言葉ではない。

過去の侵略戦争を美化して歴史をごまかしたい

彼の願望がにじみでる。

「悪いと思っていないのに、頭を下げている感じ」

との評価に同感。

”「積極的平和主義」の旗を高く掲げ”

と戦争法案推進の立場を隠すことなく宣言した安倍談話。

辺野古基地反対や川内原発再稼働反対の声の広がりと相俟って、

戦争法案反対の声を更に強めるであろう。

反対世論が更に広がって圧倒的多数となり、

内閣支持率をさらに下落させれば、

安倍政権は立ち往生、採決不能に追い込める。

 

8 各界各層が結集する「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」 は、

毎週火曜日の一斉街頭宣伝行動、

毎週木曜日の法案反対国会前集会に取り組んでいる。

8月30日(日)午後2時からは、

国会周辺を10万人以上の戦争法案絶対反対!の怒りの声で埋め尽くすとともに、

全国各地で同時に戦争法案反対!100万人大行動を呼びかけている。

暑い夏の総仕上げに、皆さん、行ってみませんか。

             私も国会包囲に出かけます。 

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