新年のご挨拶〜(2015年1月1日)鶴岡
昨年は尊厳死について考えさせられるニュースがありました。
苦痛があり、回復・治癒の見込みない状況になれば、
積極的に苦痛からの開放を選びたくなるかもしれない。
自分のことだけを考えれば、
選択の余地はあってもらいたいとは思いますが。
仕事で介護施設に暮らしておられる方々
に会う機会があります。
プロの介護者に守られて
穏やかな老後を送っておられます。
幸運な少数派の方々かもしれません。
家族による介護の実態は家族の数だけ多種多様と聞きます。
書物や報道でも見聞します。
介護することの負担とされることの不安は
誰でも容易に想像できる現実です。
記憶することや理解することが困難になる認知症、
誰かの助けがあればこその身体の不自由な暮らし。
皆老いて、衰えていきます。
いつかは介護し、介護される立場になるかもしれないことは避け難いことですね。
生き続けること、死を迎えることは
人間の尊厳とプライドについて常に問いかけてきます。
どんな答えが正解なのでしょうか。
新年明けましておめでとうございます。
本年も皆様には良き一年でありますように。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
